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バンクーバー五輪-失意の4位

2010 年 2 月 19 日

辛い試合運びとなった男子フリー。ステファンは0.51ポイント差でメダルを逃しました。

ショートプログラムと同様ステファンは序盤の4回転トウループに苦戦。コンビネーションにする予定が単独ジャンプになり、続くトリプルルッツの着氷もスムーズなものではありませんでした。2回目の4回転トウループはコンビネーションにしましたがセカンドジャンプは2回転にとどまるなど、ジャンプに手こずった結果、プログラム全体の流れに支障をきたしてしまいました。緊張でガチガチのステファンは私たちがこれまで見てきた彼本来の姿ではありませんでした。こわばった状態の彼を見ることになるとは予想もしていませんでしたが、誰よりもステファン自身が驚き、このような結果になったことを悔やんでいます。

ステファンはフリーでは162.09ポイントで3位となりましたが、SPで生じた高橋大輔選手とのギャップを埋めるには至らず、序盤の4回転ジャンプでの失敗があったもののその後見事に持ち直した高橋選手が総合では僅差でステファンをかわし銅メダルを獲得しました。

SPほどの勢いはなかったもののクリーンな滑りをみせたエヴァン・ライサチェクが逆転優勝。SP首位のエフゲニー・プルシェンコは4回転+3回転のコンビネーションを着氷するなど決して悪い出来ではありませんでしたが、前回大会に続く連覇は果たせず銀メダルにとどまりました。ライサチェクとプルシェンコのプログラム構成点は同点で、技術・実施の差が明暗をわける形となりました。ちなみに優勝、2位の2選手のプログラム構成点は、銅メダルの高橋選手(84.50)とステファン(83.60)よりも低くおさえられました。最終成績はこちら、そしてプロトコルはこちらからをご覧ください。

ステファン、諦めずに最後まで滑りきってくれてありがとう!私たちに勇気をくれました。27日のエキシビションではまた会場を熱狂させる演技を見せてくれることを期待しています。

ステファンの僚友サラ・マイアーが23日の女子ショートプログラムに登場します。25日のフリーとあわせ、会心の滑りを見せて欲しいものです。Good Luck!

バンクーバー五輪-ウィリアム・テルへ拍手喝采!!

2010 年 2 月 17 日

昨晩行われた男子SP。完璧な演技ではありませんでしたが、彼の傑作といえるウィリアム・テルで会場を熱狂させました。

序盤のコンビネーションジャンプで最初の4回転トウループの着氷が乱れセカンドジャンプは2回転になるなど予定どおりの実施にはいたりませんでしたが、ダブルアクセル、トリプルフリップを完璧に着氷し、他の要素の実施、そして演技全体は素晴らしいものでした。ステファンは要素点で41.48ポイント、そしてプログラム構成点では出場30選手中最高となる43.15ポイントを獲得。特に振付は9.15ポイントと非常に高く評価されました。ジャンプのミスの影響でSPは5位からのスタート。上位勢の現在の順位は:
Evgeni Plushenko 90.85 (51.10 + 39.75)
Evan Lysacek 90.30 (48.30 + 42.00)
Daisuke Takahashi 90.25 (48.90 + 41.35)
Nobunari Oda 84.85 (46.00 + 38.85)
となっています。詳しくはこちらをご覧ください。

フリーは明日の夜に行われます。ステファンの入る最終グループは現地時間18日(木)午後8時頃にウォームアップが始まり、ステファンの滑走は午後8時30分頃(日本時間19日午後1時30分頃)というスケジュールです。詳しい滑走順、スケジュールはこちらをご覧ください。

Dance your heart out, Stéphane!

バンクーバー五輪-いよいよ今夜男子SP!!

2010 年 2 月 16 日

先週金曜夜、開会式にて立派に旗手という大役を務めたステファンですが、今夜いよいよ決戦の舞台に立ちます。"ウィリアム・テル"は今夜行われる男子SPで全体の19番目(第4グループの4番滑走)に登場。 現地で観戦出来ないステファンのファン、またヨーロッパ在住で完徹が出来ないファンの方へ、ステファンのおおよその滑走時間をお知らせします。ステファンの入る第4グループのウォームアップは現地時間で午後6時30分に始まり、ステファンの滑走時間は午後6時57分頃と予定されています。グリニッジ標準時間帯(イギリス、アイルランドなど)では翌日午前2時30分のウォームアップ開始、日本時間では翌日午前11時30分のウォームアップ開始となります。ステファンは彼の実力を思う存分発揮し、そしてパシフィック・コロシアムでの滑りを楽しんでくれることでしょう。滑走順、結果などはこちらをどうぞ。

Fly high Mr Tell!

昨晩行われたペアFSでステファンの僚友、アナイスとアントワンは15位で初の五輪を終えました。残りのバンクーバーでの滞在を楽しんで欲しいですね。お疲れさま!!

バンクーバー五輪、いよいよ開幕

2010 年 2 月 11 日

いよいよバンクーバー五輪が開幕します!

まず喜ばしいお知らせです。明日金曜に行われる開会式でのスイスチームの旗手にステファンが選ばれました。「嬉しい驚きです。とても光栄に思います」とステファン。「スイス国旗はチームスピリットを象徴するもの。スイス国民に託されたおもい、そして私をここまで支えてくださった方々のおもいをそれぞれの手で感じながら、この大役を務めあげたいと思います。私たち選手が全力を尽くせることと五輪の成功を心から願います」と意気込みを語りました。

開会式は現地時間の12日(金)午後6時に始まります。スイス選手団は入場行進の終盤に登場予定です。ヨーロッパ在住のステファンファンはコーヒーを何リットルか用意して、ステファンの勇姿を見守りましょう。今週末から始まるフィギュアスケートの競技時間を考えると、この夜更かしは良い予習になるかもしれません。

ステファンの競技スケジュールは以下のとおりです。

  • SP:2月16日(火)午後4時15分開始(現地時間)
  • FS:2月18日(木)午後5時開始(現地時間)

詳しいスケジュールと結果についてはこちらへ >>

ステファンのSP、FSはどちらも類まれな芸術性と秀でた技術力の両方を存分にアピールする作品に仕上がりました。先月タリンで行われた欧州選手権でのジャッジからの評価、観客の反応は素晴らしく、このことはステファンにとって大きな自信となりました。この試合で一番高いプログラム構成点がステファンに与えられましたが、このことはスケーターとして、そしてアーティストとして彼がこの4年間でどれだけ成長してきたかを証明することとなりました。複雑なステップやスピンはもちろん、難易度の高いジャンプを組み込むなど技術的にも攻めの姿勢が見せるステファン。タリンでの試合では、ステファンはフリー演技で2度の4回転ジャンプを着氷した唯一のスケーターでした。ここ数週間のトレーニングは順調で、万全の状態でバンクーバーに飛び立ちました。情熱的で、そして正確無比な演技で観客を魅了すること誰よりもステファン本人が願っています。ステファン頑張れ!!

ステファンの僚友サラ、アネイス、アントワン、そしてスイス選手団皆さんの健闘を願います!

2010年欧州選手権-まとめ

2010 年 1 月 25 日

タリンで行われた欧州選手権。大会後半になるにつれヒートアップしてきました。

木曜夜に行われた男子フリーでステファンは最終滑走者として登場。新調したフリー「La Traviata(椿姫)」を競技会で初披露しました。個性的な振付、躍動的なステップ、定評のあるスピンで会場を沸かせただけではなく、2度の4回転ジャンプ(ひとつは4+2回転のコンビネーション)とトリプルフリップ・トリプルトウループのコンビネーションを着氷したほか、4度の3回転ジャンプとダブルアクセルも成功させました。繊細で感情のこもったステファンのこのクラシックなワルツに観客はとりこになりました。いくつかの細かなミスとステップでの転倒がありましたが、160.79ポイントの高得点でフリー2位となり、総合でも3つ順位を上げ総合238.54ポイントで銀メダルを獲得。エフゲニー・プルシェンコ(255.39ポイント)が4年ぶりの優勝を決め、ブライアン・ジュベールが3位(236.45ポイント)に入りました。ステファン、おめでとう!

女子シングルではサラ・マイアーがSP8位から巻き返し総合157.44ポイントで5位に入賞しました。この成績によりサラはバンクーバー五輪の派遣が決まりました。アイスダンスはラモナ・エルセナー&フロリアン・ロスト組が25位で競技を終えました。